【毎日新聞ニュースより】
卓球の世界選手権個人戦第5日は25日、男子シングルス4回戦があり、15歳の張本智和(木下グループ)は19歳の安宰賢(韓国)に2―4で敗れ、史上最年少で8強入りした前回成績に届かなかった。
丹羽孝希(スヴェンソン)はクロアチア選手を4―2で破り、2大会連続で8強入り。この種目で40年ぶりのメダルを懸けて、世界ランキング1位の樊振東(中国)を破った梁靖崑(中国)と26日に対戦する。
第4日は24日、混合ダブルス準々決勝があり、吉村真晴(名古屋ダイハツ)、石川佳純(全農)組がスロバキアのペアを4―2で破り、準決勝進出。3位決定戦がないため、吉村真・石川組の3大会連続のメダルが決まった。
2人は2015年大会で銀メダル、前回17年大会で金メダルを獲得している。
森薗政崇(岡山)、伊藤美誠(スターツ)組はドイツのペアに2―4で敗れてメダルを逃した。
女子シングルスは前回銅メダルの平野美宇(日本生命)、加藤美優(日本ペイントホールディングス)の2人が8強入り。
石川、佐藤瞳(ミキハウス)は4回戦で敗れた。女子ダブルスは伊藤・早田ひな(日本生命)組、佐藤・橋本帆乃香(ミキハウス)組がそろって準々決勝に進んだ。
男子ダブルスは張本・木造勇人(愛知工大)組が中国ペアに1―4で敗れた。
◇安宰賢の強烈回転サーブに「チキータ」封じられ フォアハンドのレシーブが大きく卓球台を超えると、張本の表情は凍り付いた。
ベンチに戻ると頭を抱えて、思わずしゃがみ込んだ。
「実力が足りなかった。思い切って攻めることができなかった」と涙ながらに敗戦を振り返った。
19歳の安宰賢の高くトスを投げ上げるサーブに、最後まで苦しめられた。強烈な回転がかかっており、張本の得意とする攻撃的なバックハンドのレシーブ「チキータ」が封じられた。コースが限定され、甘く単調になった返球はことごとく相手の強烈なフォアハンドのえじきに。
張本は「チキータでまともに得点が取れたのは1、2点ぐらい」とうなだれた。
勝てばメダルが確定する準々決勝まで中国選手と当たらない恵まれた組み合わせだった。
最大の山場と見られた3回戦のフレイタス(ポルトガル)戦に快勝したことで、心に隙(すき)が生まれたのか。
「あと少しでメダルというので守りに入ってしまった」と悔やんだ。
相手の安宰賢の世界ランキングは157位。ジュニア時代に対戦を重ねたが、ここ2年間は世界4位の張本が顔を合わせる機会はなかった。
「東京五輪まで1年余り。メダルを取って自信を付けたかったが、(世界ランクから見て)東京五輪に出てくるかも分からない選手に負けた。残念」とつぶやいた。
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どんな強いものでも負ける時はあります!
どんな物事もそうです!
負けや失敗を知らないと本当の成功や成長は成し遂げられません😊
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