31日の東京外国為替市場でドル円はしっかり。10時時点では110.69円とニューヨーク市場の終値（110.36円）と比べて33銭程度のドル高水準だった。反落して寄り付いた日経平均の動きを眺めながら110.28円までやや下押したが、月末・期末・年度末とあって仲値にかけて本邦実需勢の買いが断続的に入り、110.73円まで昨年3月以来の高値を更新した。時間外の米10年債利回りが上昇気味に推移していることも支えとなった。
ユーロ円は上昇。10時時点では129.74円とニューヨーク市場の終値（129.30円）と比べて44銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇につられ、昨日の高値を上回り129.77円まで強含んだ。クロス円全般が買い優勢となり、ポンド円は152.18円、豪ドル円は84.33円、NZドル円は77.41円、加ドル円は87.80円まで上昇した。
ユーロドルはもみ合い。10時時点では1.1722ドルとニューヨーク市場の終値（1.1717ドル）と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。本日にバイデン米大統領のインフラ投資計画の発表を控え、米長期金利が高い水準での推移が続いており、ユーロドルは昨年11月上旬以来の安値圏となる1.17ドル前半で戻りの鈍い動き。
本日これまでの参考レンジ
ドル円：110.28円 - 110.73円
ユーロドル：1.1715ドル - 1.1726ドル
ユーロ円：129.26円 - 129.77円
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